過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 07:02:13.27 ID:cYGd8PLko

 やがて、彼はわたしから視線を逸らした。
 銃を持っている相手から、視線を逸らすものだろうか、普通。

 いや、わたしには、何が普通なのかなんてわからないんだけど。
 あるいはそれは降伏の宣言なのかもしれなかった。

「……シラユキと話をさせてくれ」

「ねえ、冗談でしょう?」

 わたしは撃鉄に指を添えた。

「どうしてわたしが、あなたをシラユキに会わせなきゃいけないの?」

「本来、こういう台詞は好きじゃないが、俺を殺せばシラユキが悲しむよ」




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