過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 07:07:50.44 ID:cYGd8PLko

「それで、この人は……」

 食事を終えて、最初に口を開いたのはシラユキだった。
 二人分の視線を受けて、男は居心地悪そうにした。

 何も言い始める様子がなかったので、仕方なくわたしは口を開く。

「近頃、屋敷の中をうろついていた人。何か目的があって、この屋敷に来たんだって」

「……目的、ですか」

「それは教えてくれなかったけど、書斎で隠れる場所がなくて困ってたら、助けてくれた」

「ああ、そうだったんですか」

 シラユキは納得したように何度か頷いた。




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