169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:12:58.03 ID:mUEC7Cyho
◇
ツキが自分の部屋の様子を確認しにいっている間、シラユキは食堂に戻ってきた。
ツキは、二階の空き部屋の一室を使うことになった。
問題があるとわたしが訴えても、シラユキは取り合わなかった。
不服げに溜め息をついたわたしを、シラユキは半ば懇願するように説得しようとした。
「部屋には鍵がついていますし、二階なら窓からは入れません」
「でも、隠し扉は……」
「それに関しては大丈夫です。あの部屋に隠し扉はありません」
「どうしてわかるの?」
「……勘、ですかね」
「シラユキ?」
「あ、いえ。ないと思います。ないはずです。たぶん」
わたしが溜め息をつくと、彼女は苦笑した。
633Res/436.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。