216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 07:08:28.86 ID:R3N8s+H6o
シラユキと話をしたくなって階段を目指した。
彼女は一階にいるはずだ。
何が訊きたいというわけでもない。何を話してほしいわけでもない。
ただ声がききたくなった。わたしは怖かった。
この得体の知れない場所が怖いんじゃない。
何も話してくれないシラユキやツキが怖いわけでもない。
わたしは自分が怖い。この場所に何の疑問も暮らしていなかった自分。
何の抵抗もなく銃を握った自分。誰に会うわけでもなく、雨が止まないことを願い続ける自分。
どこかで誰かがわたしを見ている気がした。
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