28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/19(日) 10:05:11.74 ID:6wN2+WcTo
「シラユキ、わたしは」
途中まで言葉にしてから、わたしは急に不安になる。
彼女は不審そうに眉を寄せた。
「わたしは、ずっとここに居られるの?」
わたしの言葉に、彼女は怯えるような顔をした。
なぜこんなことを不安に感じるのか、分からない。
雨は降り続いている。わたしの日々に変化はない。
何も変わらない。わたしはずっとここで暮らしていけるはずなのだ。
シラユキは何かを言いたげにしていたが、どう言えばいいのか分からないようだった。
言うべきかどうかすら迷っているように見えた。彼女には、わたしに告げていない何かがあるのだ。
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