過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/20(月) 06:19:36.63 ID:kVieGjdco



 目が覚めたとき、シラユキの姿は既になかった。
 起き抜けの気怠い気分のまま、窓の外から変わらず聞こえる雨の音に、しばらく耳を傾ける。

 夢。奇妙な夢。なんだったのだろう?
 妙に不安にさせられる、嫌な夢だった。

 ……あまり気にしても仕方ない。わたしはベッドを抜け出す。
 朝食の時間がきたらシラユキが起こしにくるはずだから、まだ朝早い時間だろう。
 
 わたしは少し迷ったが、いちど自室に戻ることにした。
 
 何かが、気がかりだった。でも、それがなんなのか分からない。




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