479:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 07:33:13.24 ID:2Yrmim71o
檀上は思ったよりも広く、また寒々しかった。
見下ろす視界は人と傘で覆い尽くされている。
階段を昇るとき、村長が傘を畳むように言った。
「ここでは邪魔になるだけです」
わたしはシラユキからレインコートを受け取り、それを羽織る。
「シラユキ」
とわたしは彼女の名を一度呼んでみた。
彼女は一瞬、怯えたように瞳を揺らした。
それからわたしの方を見て、またそっけない表情に戻った。
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