585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/24(月) 03:52:02.76 ID:k0zfLIWso
◇
シラユキは何も言わなかった。
だからわたしは困ってしまった。雨と風の音だけが周囲を支配している。
何を言えばいいんだろう? でも、言うべきことなんて、もうないのだ。
ツキは行ってしまった。わたしはどうしよう?
そのあたりのことは自分で決めなければならないのだろう。
でも、考えるのが面倒だった。
もう少しだけがんばってみてもいいかな、という気持ちに、わたしはたしかになっていた。
この世界に来たとき、きっとわたしはすごく追いつめられていたんだろう。
状況はよく思い出せないけれど、とにかくすごく混乱して、周囲が見えなくなっていたんだろう。
それは分かる。
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