590:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/24(月) 03:58:05.78 ID:k0zfLIWso
そう、全部が今更だ。
もう、ぜんぶぜんぶ終わってしまったことなのだ。
わたしはとっくに決断を済ませていた。
シラユキがその邪魔をしただけで、わたしはとっくに決断していた。
すべては終わっていることなのだ。
なにかがおかしい。そう思った。
そして気付く。わたしはここからツキが居なくなったことが、悲しいのだ。
この世界では、わたしは悲しい気持ちにならずに済むはずだったのに。
それもシラユキが壊してしまったんだっけ。
それなら、こっちもあっちも同じじゃないか。同じだったら、尚更出ていく意味が分からなくなってしまった。
悲しくはなかった。ただ少し寂しいだけだ。みんなわたしのことを忘れていくのだ。
そして思い出しはしない。置き去りにしたのか、置き去りにされたのか、よくわからない。
わたしを置いてみんなは進んでいくのだ。
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