87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/23(木) 08:17:51.21 ID:eYA5xb04o
◇
夕食を食べ終えて、シラユキが食器を片づける。
部屋に戻る気にもなれなかったけれど、シラユキを追いかける気にもなれなかった。
わたしは食堂の自分の席に座り、ぼんやりとしていた。
不思議なことはもう起こらなかった。
朝からいろいろなことがあったせいか、体がひどく重い。
そういえば、屋敷中を歩き回ったのなんて、久し振りかもしれない。
久し振り。
久し振りと感じるということは、以前にも似たようなことをしたことがあるのだろう。
でも、いつなのかは思い出せない。わたしはいつからこの屋敷にいたんだろう。
頭が、また痛んだ。
633Res/436.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。