10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/18(土) 23:23:33.01 ID:z7xn6oJAO
姫子「……」
煌「……今日は私の部屋に泊まりに来ない?」
姫子「え?」
煌「だめかな?」
姫子「……だめやなか」
煌「よかった」
姫子「……ありがとう」ボソッ
それから寮の私の部屋までは、お互い何も話さなかった。
おんぶしているから姫子の表情は分からない。
だけど泣いている様子ではないことに安心した。
時折耳に掛かる姫子の吐息にドキドキした。
背中に感じる姫子の温もりを守りたいと思った。
寮の自分の部屋に着いた。
煌「ちゃんと顔を洗わないと」
姫子「そうやね」
煌「じゃあ何か水を貯められるものを……」スタッ
姫子「ね、花田……」ギュッ
煌「は、はい?」
姫子「一緒に寝てもよか?」
煌「いいよ」
姫子「……」グッ
煌「……」
姫子「ごめん」
煌「……」フルフル
煌「制服が皺になるから」ガサガサ
煌「ちょっと小さいけど、これを着て」
合宿や体育の前などで、着替えることは見慣れていた。
だからと言って一方的に見ているのは、見ているのも見られているのも恥ずかしい。
なので、私も着替えることにした。
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