過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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100: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/05/26(日) 19:48:34.02 ID:cUmqdaKSO
(……医療班の人を呼んだ方が良いかな?)

少し悩んでから、今考えられる最善の選択肢を取ることにした。
このまま放ってはおけないし、かといって自分にどうにかできそうにもない。
そう決めると、イズルはすぐさま行動に移す。

「ケイ、ほら」

放り捨てるようにされた手を取り、自分のベッドにイズルはケイを寝させる。
座らせたままでは良くなさそうだ、と彼は考えたのだ。
さっきと同じで、ケイの身体は簡単にベッドに沈んだ。
その無気力な様子に不安を感じ、イズルは少し急いで部屋を出ることにした。
そのままベッドに背を向けて走りだす。

が、

「……イズル」

自分を呼び止める落ち着いた声に、イズルの足が止まる。
今度は何だろう、と振り返ってみると、ケイがすぐ目の前に立っていた。

思わずイズルは一歩後ろに下がってしまった。
あまりにもケイがイズルの近くにいたためだ。
それから、ケイの様子の新たな変化に気付く。
彼女の身体の震えは不思議なくらいあっさりと治まっていた。
そして。
冷たく、しかしどこか熱に浮いたような潤んだ目でこちらを見つめていた。
その目に、イズルは何か悪寒を感じ取る。



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