過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
1- 20
296: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/19(水) 15:46:25.95 ID:Qr4C6Lv40
「…ごめんなさい。私、あなたをガッカリさせてしまったわ」

最後にそう言うと、私は罪悪感から目を逸らした。
まともにタマキの顔が見れそうにない。
それぐらい、申し訳なかった。

「――ケイ」

タマキが、ようやく口を開いた。
私に怒って、言葉をぶつけるのだろうか。
でも、彼女の言葉は予想とまったく違った。

「別にいいのらー」

「……え?」

意外な言葉に、私は何も言えない。
タマキは続けた。

「ケイもがんばって作ってくれたしー、無茶言ったのは私だしー」

それにー、とタマキは付け加える。

「けっこー慣れるとおいしいのら!」

タマキはそう言うと、笑った。
心からの笑顔だった。ように私には見えた。

そうだ。タマキは、こういう子なんだ。
たまに子供っぽくって、でも、素直で優しい。
それが、タマキだ。私の仲間で、友達。

「――ありがとう」

私も笑って返した。
いつの間にか、二人して、何だかおかしくてクスクス笑っていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
993Res/501.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice