過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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33: ◆jZl6E5/9IU[saga sage]
2013/05/21(火) 03:42:27.29 ID:s1dlCIt80






「いやああああああああっ!!」

身を振り上げて、私は叫んだ。
けたたましく響くそれが自分のモノだと気付いたのは、乱れた呼吸が回復してからだった。
身体が震えている。耳鳴りがひどい。耳栓のせいで自分の叫びが余計に強調されてしまった。
私は慌てたように立ち上がって、備え付けの机まで向かっていく。
椅子に座ると、自動で明かりが点いて私の顔を照らす。
人工的な光を浴びて、ようやく落ち着いてきた。

――何て、最悪な夢だろう。

私は電気スタンドの光の先、自分がさっきまで身を預けていたベッドに目をやる。
もう一度そこに倒れる気は起きなかった。
また、あれを見てしまいそうで。

眠らないでどうしようか、と私は少し悩んだ。
まだ起床時間までかなりの猶予がある。
このまま部屋で茫然と過ごすのはごめんだ。
ならば、外へ出るしかない。
あっさりと方針を定めると私は与えられた部屋から逃げ出した。


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