過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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415: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/06/27(木) 20:07:21.49 ID:5a8CoO3n0
「えっと、あ、美味しいよ」

視線に応えるように口を開く。
しかし、彼女はそれに対して、首を横に軽く振った。

「……?」

イズルは首を傾げた。
感想を求めているわけではなかったらしい。
それでは何だろう? とイズルが思う前に、ケイは自分の持っていたスプーンをイズルに示す。

あ、もしかして。
その動きで、イズルは思いついたように自分が渡された同じモノに目をやる。
そ、そういうことだよね?
少し緊張に身を固めながら、イズルは先程ケイがやったようにアイスを掬う。

それから、ゆっくりとケイの口元にそれを持っていく。
すると、ケイも若干ぎこちない動きでスプーンにパクリと食らいついた。
あ、何かかわいい。ネコとかにごはんあげてるみたいで。
そんなことを思いながらも、イズルは手を引いてスプーンを回収する。

「ん…お、美味しいわね」

顔を赤らめながら、ケイはニコリと笑った。
実に満足そうにしていたので、イズルもつい微笑んでしまう。
二人で食べればもっと美味しいんだね、とも付け加えると、彼女は少し恥ずかしげに頷く。
うん、ケイが嬉しいなら、僕も嬉しいな。そう、イズルは思った。



こうして、この後もお互いに恥ずかしがりながらパフェを食べさせ合って、のんびりとしたランチタイムを楽しんだ。


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