過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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558: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/07/05(金) 00:56:37.33 ID:l6PNrR0W0
「すみません。また、怒られちゃいましたね」

もう、間違いませんから。
それだけ言うと、イズルはもう一回頭を下げると、そのまま振り返った。
このまま部屋に帰るらしい。彼は、おやすみなさい、と去り際に言って歩き出した。
私はその背を見送る。少し、頼りないけれど、可能性に満ちた背中を。
『あの人』にも感じた、希望のある――

「…ヒタチ君」

「はい?」

自分の声を驚きながら私は聞いた。
無意識に、私はイズルを止めていた。
そのことを考える間もなく、私はさらに言葉を繋いだ。

「あなた、夢はあるかしら?」

「夢、ですか?」

「ええ」

どうしてそれを聞いたのか、自分でも理解できない。
ただ、『あの人』を思い出していたら、自然と言葉になって出ていた。


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