過去ログ - 【マジェプリ】もしもイズルが一週間いなかったら
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560: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2013/07/05(金) 00:57:59.29 ID:l6PNrR0W0
「――大尉、ご覧になってますか?」

誰もいやしない虚空に向かって、呟く。
私のこの気持ちを確かめるために。
いつかのように、覚悟を決めていくために。
私は、自分のありのままを自分に向かってさらけ出した。

「私は、あなたのようには、なれません」

その言葉に、不思議と悔しさはなかった。
たぶん、受け入れているからだ。
結局、私は誰かを庇うような勇気があるわけじゃない。
諦めずに、前だけを見続けることもできない。

ですが、と私は一つ加える。
それで構わない。私には、私だけの役目がある。
この決意を、この世界のどこかでさまよっているかもしれない亡霊に誓おう。

「――彼らに、また同じようなことが起きないように、戦っていたいです」

新しい夢。
『あの人』の言葉だ。人は本当に目指すモノがあれば強くなれる。そう、ならなくてはならない。
なら、私は。あの子たちの笑顔のために、強くなって、戦おう。
あの子たちとは違う、大人の戦場で。


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