過去ログ - 少女不満足
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11:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/05/22(水) 02:52:49.59 ID:PfMthyZw0



例えば、彼女は自分のお茶を注がない、

これは余り妙には思われないが、どうしてか彼女は自分で自分の飲み物を注いでこない、

無論の事だが少し訂正すればハッとしたように忙しなく注いでくる。

先程あったように彼女は僕にホットミルクを勧めてはくれたが、彼女が持っていたカップ数は一つだった。

例えば、彼女はお土産というものをよく知らない、

彼女自身が貰った事が無いのか、それともあの親が与えなかったのか、定かではないが。

この前、僕が友人から地方に行った時のお土産を貰うのを不思議そうに見ていた。

これもちゃんと説明したら納得してくれた、十一年前に一万円を説明した時を何となく思い出した。

勿論このように全てが悪い訳ではないし、むしろ良い事だってある、

『人の話を聞く事』

『自分で出来る事はちゃんとすること』

その他にもあったかもしれないが、余り思い出せない。

それに彼女にとっても十一年前は嫌な思い出でもあるらしい、皆さんもあるのではないだろうか、

子供のころに信じていたことを大人になって後悔するというのは。

勿論、僕にだってある、あの時はなぜあんな行動に出てしまったのか、なに口走ってんだよ、と。

いや、僕の話などどうでもいい、誘の話だ、彼女は健啖家であることをどうやら恥ずかしく思っているらしい、

別段僕としてはそれが恥ずべきものなのかどうかはともかくとして、

彼女にその話をすると赤面して否定してくる、その他にあるとしたら、僕があの約一週間で、恐らく一番傷ついた『臭い』の一言、その話をすると、

それはもう、恥ずかしいというよりかは、怒っているように。

というか、僕は何だか彼女に怒られることが多いような気がする、それほど僕の信用は無いのだろうか、今度聞いてみる事としよう。

うん、そういえば、もう一つだけあった、恐らく不自由帳とは関係なんてないんだろうが、誘は一度たりとも僕に別れの挨拶を言わない、十一年前から、

さようなら、と。



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