23:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/05/27(月) 02:38:57.24 ID:4jEaxKY40
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僕には嫌いなものは少ないが、苦手意識を持つ物はとても多い、
食べられない訳ではないが、余り食べたくはないものなどがそうだ、
苦手は克服できる、嫌な物でもそうだが、苦手の方がどちらかと言えば克服しやすく、
(そして僕は誘の事を決して嫌いではなかったので、今回は苦手意識、と言わせてもらう。)
だからと言ってとても馴れ馴れしくあった訳ではないのだが、昔からの付き合いがあるような、
そんな何とも言い様の無い居心地の良さを感じてしまっていたのは、間違いであったのだろうか。
僕はいよいよにも彼女の変質を、彼女の異様を、受け取り、いや、取ってはいなかったかもしれない、
もしかしたら僕の知らない間に何処かに落っことしている可能性だってある。
その場合は、また誘に謝らなければいけないだろう、彼女はきっと心の底から分からないだろうが、そういう表情をするのだろうが。
僕は彼女の異質を受け入れていた、理解は出来なかったかもしれない、それだろうと彼女の事を確かに思ってはいた。
三カ月、三カ月である。
僕が誘と出会い、克服し、親しんだ、(と思う、確信は無い。)
あの衝撃的な出会いから、一カ月後の二カ月間、少々描写に困る部分もあるのだが、
きっと一番彼女の話が尽きないのはここだと思うので、それを考えてみると、少しばかり初々しいかも知れない、
(初々しいなどと言うと他の極一部の人たちに迷惑や期待を持たせるようなことになってしまうが、勿論上記に書いたように、
僕と誘の関係は、担当者と執筆者、作家と担当なのだ、それ以上でも無ければそれ以下でもない、それはどうか、分かって欲しい。)
そんな初々しい僕と彼女の二カ月間を、そこから、
取り敢えずは描いて行こう。
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