過去ログ - 垣根「何処に行くんだ？」一方「…コンビニだよ、コンビニ」
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350: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/08(土) 22:46:30.36 ID:eow6kcDl0

「全部、夢だ。俺をお前が殺したのも。そんなことがあったのも。
　全部夢だよ。俺達は最初から友達だったよ。俺はお前が好きだったよ。
　クローン共は俺が殺して蘇らせたんだ。それでいいだろ。…それで、いいんだ」

大丈夫だよ。
お前の妄想は現実になったりしないよ。
怖い夢なんてもう見ないから、大丈夫。

垣根は何度もそう言って、一方通行を優しく宥めた。
本当に、あちらが夢だったのだと勘違いしてしまう程に。
一方通行の涙が止まったところで、垣根は思い出したように言う。

「あ、そうそう。最終信号呼んだんだよ」
「呼ンだ？」
「…一方通行と一緒に住めたし、復讐して気は済んだ。
　いつまでも気に入らないと考え続けてるのは大人気ねえと思って」

と、インターフォンが鳴る。
垣根が応答すると、やって来たのは、打ち止めだった。
彼女は垣根と数度言葉を交わした後、一方通行へと近寄ってくる。

「久しぶりだね、ってミサカはミサカは挨拶してみたり」

いつも通りの、愛らしい笑み。
にこにこと天真爛漫に笑って、彼女は一方通行に挨拶をした後、垣根にプリンをねだった。

「約束通り作った…が、今はまだ焼いてる」
「焼いてるところ見たーいっ！　ってミサカはミサカは興味を示してみたり」


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