過去ログ - モバP「蘭子が中二病になった理由」
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5:むぶろふすか ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/05/20(月) 02:21:03.77 ID:Bs/q4Qil0

「くっ、れっすんとやらは中々にやる……それに、灼熱で焦がされるような熱気だ」

 ゼェゼェと肩で息をしながら、彼女が呟く。やはりレッスンをした事はないらしい。表現も中々にオーバーで面白かった。

「ほら、続けるぞ、蘭子」

 トレーナーが無慈悲にも、レッスンの続行を告げた。

「くっ……狂気の舞踏よ」

 毒づきながらも、彼女は必死にレッスンを受ける。元々体力があまり無い上に、慣れていないというのもあって疲れてしまうだろう。だが、ライブまでに覚えてもらわなければならないのだ。がんばってくれ。

 長い時間が経ち、ようやくレッスンが終了する。

 全身汗だくになりながらも、彼女はやり遂げた。

「嗚呼……終焉を迎えたか……あの人間め、闇に飲まれてしまえ」

「物騒な事を言うんじゃない、ほら水だ」

 床に倒れこむ汗だくの彼女に、俺は水の入ったペットボトルを差し出した。

「気が利くではないか、流石我が下僕」

 彼女は、たどたどしくキャップを開けると、中の水を一気に半分くらいまで豪快に飲み干した。

「その……どうだ、できそうか?」

「我にとってこのような事、造作でもない」

 強がりではなく、心の底からそう思っているようだった。未だに荒い息を整えながら、彼女は楽しそうに笑いながら天井を仰ぐ。
  


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