過去ログ - 一護「…あ」 フレンダ「…え?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/21(火) 00:02:02.97 ID:pwEjrrkr0
「おお!何か懐かしいってわけよ!」

学校の廊下…隣を歩く、俺以外の誰にも見えない幽霊が、感慨深げに呟く

「…今更だけどよ、なんでお前は自由に移動出来んだ?どっかの場所とか人に縛られたりしねぇの?」

「ふっふっふ…学園都市の生徒は、自分だけの現実、っていうのを嫌というほど叩き込まれるってわけよ。確固たる自分があるから、幽霊になっても他人や物に縛られないってわけ」

「…自慢げに言うけどさ、それ、自分でも分かってねぇんじゃねぇの?」

 指摘すると、ムッとして言い返す

「分かってない…というより、他の幽霊なんて殆ど知らないから、自分が変だなんて分からないってわけよ」

「はぁ?学園都市には幽霊が山ほどいたんじゃねぇのかよ?」

「山ほどいたけど、話かけようとは微塵も思わなかったから」

嫌なものでも思い出したような表情で、フレンダが吐き捨てる

「結局…最低の町だったってわけよ、学園都市は」

話し掛けようとも思わなかった幽霊達…それでも、何か思うことはあったのだろう…
多分、その幽霊の中には、フレンダと同じようにして死んで、同じような未練を持っていた連中もいたに違いない
まぁ、俺はフレンダの死に様すら全然知らないわけだけど…




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