過去ログ - 一護「…あ」 フレンダ「…え?」
↓ 1- 覧 板 20
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/20(月) 23:52:45.50 ID:SweesNie0
第一印象は、危ない奴、だった
オレンジの頭に、常に不機嫌そうな表情…漫画にでも出て来そうな不良そのもの
放課後、帰り道の途中で、そいつが数人の不良をまとめてのしているのを見かけた…やっぱり、こいつは危ない奴だと確信した
その上、そいつの危ない奴認定はとどまることを知らなかった…次々と明かされる衝撃の真実、という奴だ
道端で電柱に向かって話かけているかと思えば、虚空を撫でて、置いてあった花瓶の花まで変える始末…
一箇所だけならともかく、街のいたるところでそんなことを繰り返していた…
帰り道が同じ方向というだけで、そんな奇行を毎日のように見かける…
そんな危ない奴に声をかけるきっかけが出来たのは、とあるスーパーマーケットでのことだった
彼より幾分か年下に見える少女と一緒に、そこで買い物をしているそいつを見かけたのだ
正直な話、彼等のから、どうやら兄弟であるらしいということを理解するまでは、結構本気で誘拐かなにかと勘違いしていた…
あの年の…しかも、異性にしては、珍しいくらい仲がいい兄弟…危ない奴の属性に、シスコンまで足された瞬間…
けれど、同時に私も、妹とあんな風に仲良くなりたい、と思った…憧れてしまった…
多分、転校のことで喧嘩したばかりだった、というのもあるのだろう
単純に仲がいい兄弟に…私は嫉妬したのだ
翌日…私はその危ない奴に声をかけてみた
115Res/68.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。