過去ログ - 一護「…あ」 フレンダ「…え?」
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 00:56:07.69 ID:CWkcaF2p0
フレンダは言った…「黒崎の卒業まで待ってほしい…」と
 それはきっと、俺への気遣いだったんだろう。直接受験って言ったら、気遣いがばれて気恥ずかしいから、だから、わざとそんな言い方をしたに違いない

だから、「…お前、ヘタレだな」と返したんだ。気遣いがばれたと悟らせないように、呆れたような口調で…

同時に、俺は安堵もしていた…少なくとも、すぐにフレンダとの生活が終わるわけではないんだな、と…

 けれど…気付いた…気付いてしまった…フレンダの魂が、段々と…今まで以上に希薄になっていくのを…

「あぁ〜あ、結局、意味なんて無かったってわけよ」

全くだ…フレンダの気遣いも、俺のごまかしも…
ここで、フレンダが消えたら、何の意味も無くなってしまう

「…結局、決まらない最後だったわね…リビングの壁を背景に、ニュースの天気予報をBGMに成仏なんて」


「ま、私みたいな人間には、お似合いの最後かもしれないけど」


自嘲するフレンダの瞳には、今にも溢れそうな程、涙が貯まっていた


「そうだな…お前みたいな普通の人間は、夕日をバックに消えていったり、満天の夜空に溶けていったりは出来ねぇよ」

出来るだけ嫌味っぽく言ってみたけど…
多分、芝居がけ過ぎてキモい、とか思われてるんだろうな…




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