過去ログ - 魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
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159: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/06/01(土) 11:59:46.63 ID:+j7WNh9Vo
何日かに渡り、彼女を訪れ、話した。
不思議な事に、話したことも覚えているし、騎士の顔も忘れてなどいない。
それどころかよく気がつき、騎士の服についたソースの小さな滲みまでも、暗闇の中で見つけて指摘した。

その一方で、彼女は領主の事など、一つたりとも覚えていない。
いや、まるで知らないかのように反応する。
一度は、床に落ちた白濁さえ生々しく目撃したのに、その主の事を訊ねても、彼女は答えてくれない。

淫魔「まだ、ですかね? そろそろ私、ここ飽きてきちゃいました〜」

騎士「ふん。……蜜の罠でも仕掛ける気か、『淫魔』。私には通じん」

淫魔「……? あの、それって……?」

騎士「理解できぬならいい。……その、とろい口ぶりは何なのだ?」

淫魔「もう、とろいって何ですかぁ。失礼ですね〜」

騎士「チッ」

淫魔「……ありがとうございました〜、騎士さん」

騎士「今日は何もくれてやってなどいないぞ」

淫魔「くれましたよぉ。……『時間』をくれました〜」

騎士「『時間』?」


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