過去ログ - 魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
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212: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/06/04(火) 03:30:33.92 ID:E/Gr+tAqo
淫魔「アタシの国の隣にさぁ、とんでもねー種族の『淫魔』が住んでんの、知ってる? ……わきゃねーよな」

少女「どんな種族です?」

淫魔「どいつも見た目ガキで貧弱なんだけどさ、男を命ごとしゃぶり尽くすんで有名なんだよ」

少女「そんなにすごいんですか?」

淫魔「弱っちいけど、手に余るんだわ。しかもそいつら、同族の『淫魔』にさえも手ェ出すんだ。共食いだな」

少女「…………」

淫魔「で、何でそんな事するかっていうと……『弱い』からさ」

少女「え?」

淫魔「そりゃ、人間よりは強いけどさ。寿命も人間とあんま変わんねェの。……種族としてクソ弱いんだ」

草むしりの手を休め、久しぶりに腰を伸ばし、思い切り捻って、解す。
小気味よく関節音が鳴り、吐息が悩ましく漏れた。

淫魔「だから、一人でも多く子供を作らなきゃなんねぇ。ネズミと牛じゃ、産むガキの数が違うだろ?」

少女「なるほど……」

淫魔「……自分でも何言いてぇのか分かんね。つまり、その……別に、来年あたり死ぬって訳でもないんだろ?」

少女「ええ」

淫魔「だったら、ゆっくりでいいんじゃねェーか。……それにさ、マネすんなよ」

少女「え?」


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