過去ログ - 魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
1- 20
54: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2013/05/24(金) 00:28:19.83 ID:zNvxktpKo
直後、金属が石畳へ落ちる音がけたたましく鳴り響いた。
先ほどまで動いていたはずの甲冑達が、次々に崩れてゆく。
高次にある霊体の魔物が、憑代であるはずの甲冑から抜け出ていく。
それに気付けたのは、僧侶だけだ。

僧侶「……これは?」

魔法使い「……何か知らないけど、ラッキーなんじゃないの?」

戦士「だが、それでも……まだ多いぞ」

そして、戦士の懸念はまたも、溶け消えた。
通路を塞ぐ、肉体を持つ魔物達が、次々にその姿を消していく。
光の粒がまとわりつき、そのまま、敬意を示すような姿勢を取ったまま虚空へと消え去っていった。
そして――――最後に一つだけ、決定的な変化が、起きていた。

僧侶「一体、何が……?」

魔法使い「あ……?」

僧侶「どうしました?」

魔法使い「……魔王の施した結界が……消えたみたい」

戦士「『使える』んだな?」

魔法使い「…………」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
228Res/202.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice