過去ログ - 映司「パンツ!?」古子「ズボンです!」
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5: ◆4aH2IKRnOY[sage saga ]
2013/05/22(水) 05:01:03.56 ID:CMg321bJ0

それから数十分は歩いただろうか、ようやく砂砂漠を抜け出して岩石砂漠の付近までたどり着いた。
映司は日陰を見つけると手頃な岩に腰を下ろして休憩を取る。

しかし、彼とて何時までも悲嘆に暮れているワケには行かない。
今までに幾多もの不利な戦況を潜り抜け、無理難題を突破してきた戦士だ。

映司(もし、俺があの穴に吸い込まれて来たなら近くに俺と同じく吸い込まれてきたメダルもあるはず。ならアンクのメダルもどこかに……)

最大限に想像を働かせて自分の置かれている状況を考察する。
しかし腰を下ろしてまもなく、どこからか地鳴りが聞こえてそれが映司の思考を中断させた。

映司「……なんだあれ」

地鳴りのする方角へと目を凝らすと、ゴテゴテとした機械を足に取り付けた軍服の人物が銃と荷物を背負い、土煙を上げながら暑さに茹だれてこちらへと――――。

映司「滑ってきてる?」

そう。その人物は地面を滑るようにしてこちらへと近づいてきた。
映司は訝しげに足下を注視する。
砂漠を滑ってくる人物の足には褄先から太股までキャタピラの様な機械が取り付けられているのが見て取られ、それが土煙と地鳴りの正体だと気づくのにそう時間はかからなかった。

そうして見た物と頭の中で類似する物を照らし合わせた結果、とあるワードが浮かび上がってきた。

映司「バースみたいだ……」

一瞬驚いて警戒する映司だったが、今まで怪物と戦ってきた仲間も似たような機械を脚部に取り付けていた為、奇妙奇天烈な物は見慣れているのが功を奏した。
おかげで警戒心が解かれるのも一瞬で済み、映司はパンツのついた棒を振りつつ大声を上げて注意を引けるのだった。

映司「おーい!」

古子「ん、民間人……?」



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