15: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:31:56.02 ID:2RzaTeZ6o
「じゃあ、真美は、これで失礼しま……」
さっと上げた手をやよいっちに掴まれ、まぁまぁ、となだめられながら
気づくと自動販売機の前でジュースをご馳走してもらっていた。
16: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:32:35.93 ID:2RzaTeZ6o
「ひびきんとまこちんは今度海外公演があるんだよね?」
「お!良く知ってるな!ブロードウェイだぞっ!」
17: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:33:09.55 ID:2RzaTeZ6o
「おや……?双海真美ではありませんか」
ひょっこり顔を出したお姫ちんは可愛い。
18: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:33:41.05 ID:2RzaTeZ6o
「今度の主演映画、期待してますぜ」
「ふふっ。ありがとうございます。わたくしも乾坤一擲の心構えで挑んでおりますので宜しければ御拝見頂けますか?」
19: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:34:17.11 ID:2RzaTeZ6o
「今日は竜宮にとって大事なライブだからな!当然だぞ!」
「僕も当然。貴音とやよいも行くんだよね?」
20: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:35:03.47 ID:2RzaTeZ6o
「んじゃ、真美そろそろ行くね。またあとでね~」
みんなの笑顔を久し振りに見れてほっこりできた。
21: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:35:39.30 ID:2RzaTeZ6o
20分ほど走った所でタクシーは止まった。
ガラス越しに見えたのは旧事務所が入ってるビル。
22: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:36:20.47 ID:2RzaTeZ6o
事務所のあった階を見上げると、ガムテープを貼って作られた
『765』の文字は剥がされて無くなっていた。
23: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:37:09.72 ID:2RzaTeZ6o
13歳の頃から、のぼってた階段。
所々ひび割れた手すり。
24: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:37:57.38 ID:2RzaTeZ6o
息を止めて、そっとドアノブを回す。
少し埃っぽいけど、懐かしい匂い。
25: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:38:29.44 ID:2RzaTeZ6o
感慨深いね。
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