20: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:35:03.47 ID:2RzaTeZ6o
「んじゃ、真美そろそろ行くね。またあとでね~」
みんなの笑顔を久し振りに見れてほっこりできた。
21: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:35:39.30 ID:2RzaTeZ6o
20分ほど走った所でタクシーは止まった。
ガラス越しに見えたのは旧事務所が入ってるビル。
22: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:36:20.47 ID:2RzaTeZ6o
事務所のあった階を見上げると、ガムテープを貼って作られた
『765』の文字は剥がされて無くなっていた。
23: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:37:09.72 ID:2RzaTeZ6o
13歳の頃から、のぼってた階段。
所々ひび割れた手すり。
24: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:37:57.38 ID:2RzaTeZ6o
息を止めて、そっとドアノブを回す。
少し埃っぽいけど、懐かしい匂い。
25: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:38:29.44 ID:2RzaTeZ6o
感慨深いね。
26: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:39:07.95 ID:2RzaTeZ6o
「真美!久し振りっ!」
「え……あっ……え?………あ……はるるん?」
27: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:39:59.90 ID:2RzaTeZ6o
「真美ちゃん久し振りだね」
はるるんの後ろから雪ぴょんが出て来た。
28: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:40:48.49 ID:2RzaTeZ6o
まぁ、半ば強引だったんですけど。
くたびれたソファに座り直すと、はるるんと雪ぴょんは向かいのソファに座った。
29: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:41:21.76 ID:2RzaTeZ6o
「あら、みんな。こんな所で何してるの?」
「ち、千早ちゃんこそどうして、ここにっ!?」
30: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:42:04.54 ID:2RzaTeZ6o
「千早お姉ちゃん久し振り~!」
両手を振ると千早お姉ちゃんは少し驚いたみたいだけど、すぐ優しく笑った。
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