24: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:37:57.38 ID:2RzaTeZ6o
息を止めて、そっとドアノブを回す。
少し埃っぽいけど、懐かしい匂い。
25: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:38:29.44 ID:2RzaTeZ6o
感慨深いね。
26: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:39:07.95 ID:2RzaTeZ6o
「真美!久し振りっ!」
「え……あっ……え?………あ……はるるん?」
27: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:39:59.90 ID:2RzaTeZ6o
「真美ちゃん久し振りだね」
はるるんの後ろから雪ぴょんが出て来た。
28: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:40:48.49 ID:2RzaTeZ6o
まぁ、半ば強引だったんですけど。
くたびれたソファに座り直すと、はるるんと雪ぴょんは向かいのソファに座った。
29: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:41:21.76 ID:2RzaTeZ6o
「あら、みんな。こんな所で何してるの?」
「ち、千早ちゃんこそどうして、ここにっ!?」
30: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:42:04.54 ID:2RzaTeZ6o
「千早お姉ちゃん久し振り~!」
両手を振ると千早お姉ちゃんは少し驚いたみたいだけど、すぐ優しく笑った。
31: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:42:57.84 ID:2RzaTeZ6o
「えぇ。最後に、ここの屋上からの景色を見ておこうと思って」
「じゃあ、みんなで屋上に行こうよ!ねっ?」
32: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:43:51.81 ID:2RzaTeZ6o
変だね。変だけど心地良い。
ゆっくり屋上に上がると、すっかり夕方になっていた。
33: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:44:51.29 ID:2RzaTeZ6o
「あと1ヶ月で無くなっちゃうんだね」
誰かがそう言った。
34: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:45:39.58 ID:2RzaTeZ6o
「寂しいけど、仕方の無いことなのよね……」
千早お姉ちゃんが言うと余計に寂しく聞こえる。
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