27: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:39:59.90 ID:2RzaTeZ6o
  
 「真美ちゃん久し振りだね」 
  
  
 はるるんの後ろから雪ぴょんが出て来た。 
28: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:40:48.49 ID:2RzaTeZ6o
  
 まぁ、半ば強引だったんですけど。 
  
  
 くたびれたソファに座り直すと、はるるんと雪ぴょんは向かいのソファに座った。 
29: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:41:21.76 ID:2RzaTeZ6o
  
 「あら、みんな。こんな所で何してるの?」 
  
  
 「ち、千早ちゃんこそどうして、ここにっ!?」 
30: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:42:04.54 ID:2RzaTeZ6o
  
 「千早お姉ちゃん久し振り~!」 
  
  
 両手を振ると千早お姉ちゃんは少し驚いたみたいだけど、すぐ優しく笑った。 
31: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:42:57.84 ID:2RzaTeZ6o
  
 「えぇ。最後に、ここの屋上からの景色を見ておこうと思って」 
  
  
 「じゃあ、みんなで屋上に行こうよ!ねっ?」 
32: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:43:51.81 ID:2RzaTeZ6o
  
 変だね。変だけど心地良い。 
  
  
 ゆっくり屋上に上がると、すっかり夕方になっていた。 
33: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:44:51.29 ID:2RzaTeZ6o
  
 「あと1ヶ月で無くなっちゃうんだね」 
  
  
 誰かがそう言った。 
34: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:45:39.58 ID:2RzaTeZ6o
  
 「寂しいけど、仕方の無いことなのよね……」 
  
  
 千早お姉ちゃんが言うと余計に寂しく聞こえる。 
35: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:46:26.61 ID:2RzaTeZ6o
  
 「「「…………ぷふっ」」」 
  
  
 はるるん以外、みんな噴き出した。 
36: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:47:03.78 ID:2RzaTeZ6o
  
 みんなでひとしきり笑ったあと、千早お姉ちゃんが言った。 
  
  
 「でも、社長がずっと家賃を払ってくれてたから最後に来れたのよね……」 
37: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/05/22(水) 23:47:35.78 ID:2RzaTeZ6o
  
 「春香!私、タクシー呼んで来るから事務所の鍵、お願いね?」 
  
  
 「分かった!雪歩は真美をお願い!」 
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