過去ログ - モバP「大好きだから、――くれ」
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45: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/12(水) 23:39:03.08 ID:tZEBekQpo
 それから、衣装の変更点についての依頼をしたが、
 チョーカーとブレスレットはそのまま手元に残したいと幸子がいうのでその通りにした。

 ――まだ、本番までには期間がある。だから、俺が巻くのに慣れないといけない。

 そういう論調だった。ならば自分で巻けるようになるほうがいいのでは、とは返せない。
 一度決めたことは必ず通す。それが幸子のぶれない芯であったし、強さだからだ。

 それを潰すことはないと思った。望みをかなえたいと思った。


 だから、幸子の首にチョーカーを巻くのは俺の仕事のひとつになった。


 暇なときや、楽屋での待ち時間。
 そんなふとした時に「練習しませんか」なんて声をかけられる。

 チョーカーは俺が持ち歩いていた。
 「どうぞ」とこちらに背を向けられるたびに、間違いを起こさないよう気を強く持つ。


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