過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
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[sage]
2013/05/24(金) 17:16:00.36 ID:raX+wY0oo
真奥「泊まれっつっといてなんだけどさ、うち敷き布団ってないんだよ」
恵美「え」
それはまた。貧乏とは聞いていたが、本当に何の誇張もなくド貧乏らしい。
真奥「だからわりいんだけど、俺らの掛け布団敷いて寝てもらっていいかな」
真奥「で枕は座布団。上にはバスタオルかければ、暑いし大丈夫でしょ」
恵美「え、私はいいんだけど……貞夫達の布団がなくなっちゃわない、それ?」
真奥「別に平気だって」
芦屋「私は真奥の部下ですから。主の客を差し置いて己を優先などできません」
貞夫が当たり前のように答えて、芦屋さんが冗談ともつかない言葉で追従する。
貞夫について私が知っている数少ないことだが、彼は良くも悪くも有言実行なのだ。
彼が布団を貸すと言った以上、遠慮しても結果は変わらないのだろう。
恵美「……ありがとう。ここまで来たらお言葉に甘えるわ」
真奥「おう。あとコレ」
貞夫が財布から折り曲がった千円札を取り出し、手渡してくる。
真奥「仕事行く前に一回家帰るんだろ? それ貸すから、明日早めの電車で帰るといいよ」
恵美「うん……ホントにありがとう」
真奥「おし、じゃあさっさと寝ちまおうぜ。社会人は大変だもんな」
彼はそう言って、いつものように笑った。
部屋の端のスペースを借りて横になる。
もう片方の端には、完全無欠に布団なしで畳に横たわる男が二人。
一般的には女性として危機感を覚えるべき状況だが、
その夜は日本に来て以来、一番安らかに眠れた。
***
真奥「……だからさ、アレが俺狙いだったとしたら、完全に俺のせいで巻き込んでんじゃん」
真奥「放っておくわけにもいかねえよ」
芦屋「随分と甘くなられたものですね」
真奥「お前も賛成しただろ」
芦屋「先ほども言ったとおり、主の客です。脆弱な人間だろうと、それは変わりません」
真奥「へいへい。……ん、ちーちゃんからメール? ……地震がまた起こります?」
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