過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
1- 20
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/24(金) 17:16:53.94 ID:raX+wY0oo
銀行のカードを止めないと……と昼休みにやるべきことを考えながら
仕事をこなしていると、外国語コードの転送着信。
応対すると、くぐもった声の相手は日本語を使ってきた。
が、問題はそこではなかった。

??『……遊佐? 最早完全に日本人に溶け込んだんだね。勇者エミリア』

恵美「……っ!」

この八ヶ月呼ばれることのなかった名。
そしてこの闇の底から轟くような卑しい響き。魔の者だ。

恵美「どちらさまでしょうか」

??『勇者と魔王を知る者だよ。そしてお前達をともに滅する企みを持つ者さ』

恵美「!?」

私と、魔王を、ともに?
どういうことなの? 魔王軍の中で裏切りが起きているとでも?
しかし昨夜の襲撃の翌日この接触、となると……

恵美「そうしますと、昨夜遅くの再三にわたるアクセスは……」

??『それなんだけどね』

そこで相手は、気を持たせるように間を置いた。

??『君は本当に何も気づいていないのかい?』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
75Res/78.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice