過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/24(金) 17:23:16.76 ID:raX+wY0oo
言われて気がついた。
私は話したかったんだ。
もう一人で溜め込んで辛い思いをするのは嫌なんだ。
自分が戦闘以外では何もできない人間だと、この数日で嫌というほど思い知らされたから。

恵美「聞いて欲しいの、相談したいの。お願い」

梨香「……うん、恵美がそうしたいなら」

微笑む梨香に目で謝意を伝える。
何からどう話せばいいか、頭のなかで整理するが、混乱して上手くまとまらない。
でも梨香は黙って待っていてくれた。

恵美「……あのね」

梨香「うん」

恵美「私の父は、私が子供の頃、ひどい目にあったの」

恵美「父は畑をやっていたんだけど、畑もダメになって、父も、……そうなって」

恵美「それは悪い奴のせいで、私はそいつを絶対に許さないって思って生きてきた」

梨香「うん」

恵美「ついこの間、去年なんだけど、やっとそいつに復讐できるチャンスが来て」

恵美「でも逃げられて。本当に悔しかった。だから諦めずにまた探したの」

子供のように思いついたまま言葉を並べ立てる。多分他人が聞いてもよく分からないだろう。
でも言わずにはいれなかった。生まれて初めて他人に言うことができたから。

恵美「結局そいつは見つからなくて、私は食べてくために今の仕事を始めて」

恵美「梨香とも友達になれて、なんだかんだで楽しく過ごしてて、そんなとき貞夫に会ったの」


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