過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/24(金) 17:24:14.42 ID:raX+wY0oo
梨香「いくつか確認させてくれる? 言える範囲でいいから」

恵美「……うん」

梨香「その悪いことした奴ってのは間違いなく貞夫さんなんだよね? 勘違いじゃなく?」

恵美「うん。それは間違いない」

あの姿を、見間違えることはない。

梨香「じゃ、も一個確認」

梨香「貞夫さんはどうして悪いことをしたの?」

答えられなかった。

私は魔王と会話をしたことがない。
エンテ・イスラにいた頃の魔王は、……一体どんな性格だった? 何を考えていた?
世界征服をしようとした。それは間違いない。それ以外、私は何も知らない。
……何故、世界征服をしようとしたの?

梨香「……知らないか。じゃ、も一つ追加で」

梨香「今の貞夫さんが良い人かどうかってのは、保証する方法がないから置いとくとして」

梨香「とりあえず恵美が接した限りで、昔みたいな悪いことはしてないのは確かなんだよね?」

恵美「それは……うん、そう」

梨香「なら、悪いことをしてた貞夫さんが悪いことをしなくなった理由に心当たりとかはない?」

恵美「……」

芦屋『事情があってフリーターとなり、この街で生活するようになってから真奥は変わりました』

芦屋さん……いえ、状況から言っておそらく、魔王と共に逃走した最後の悪魔大元帥、アルシエル。
奴の言葉もどこまで信用できるかまったくの未知数だが、

恵美「……詳しいことは知らない。でも、この街でバイトを始めてから変わったかも、とは聞いた」

梨香「ふーむ……」

梨香が腕を組んで、再び考えこむ。


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