過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/24(金) 17:27:31.63 ID:raX+wY0oo
真奥「……こんなところで満足か?」

真奥「勇者エミリア・ユスティーナ」

恵美「……知っていたのね」

真奥「地下街崩落のときにな。聖法気でちーちゃん眠らせただろ」

真奥「それに普通の人間は、魔翌力を発してる状態の俺の近くで平然としてられねえよ」

恵美「……そりゃ、そうか。私も大概間抜けね」

真奥「うちに泊めたときは俺のせいで巻き込んだと思って本気で心配しちゃってたんだぞ」

真奥「勇者と知ってりゃ布団なんか分けてやんなかったのに、ったく」

恵美「それでも泊めてはくれたんだ」

真奥「……まあ不憫だしな。財布落とす勇者とか聞いたこともねえよ」

真奥「で、どうすんだよ」

恵美「何が」

真奥「俺の正体も俺の考えも、俺が地下街で魔翌力をほとんど使ったことも知っただろ」

真奥「今なら斬れるぞ。抵抗するけど」

恵美「……」

恵美「……私は……」

恵美「できない」

恵美「私は、過去がどうあれ、今のあなたを……真奥貞夫を……!」

そのとき。

轟音と振動がアパートを揺らした。


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