過去ログ - モバP「亜季とハーツでアイアンなオタク話」
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7: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/05/24(金) 23:31:01.45 ID:ib+tLkhwo
『全ての戦線で全軍を三つの悌団に分け、第一悌団は敵の防御陣地に穴を開け、第二悌団はすぐに突っ込むのではなくその穴を維持しつつ、他の戦線の穴が開くのを待ち、何箇所も穴が開けば第三悌団が、全ての戦線で同時にその穴に突入して崩壊させ、包囲する。聞くだけでも恐ろしいね。しかもその上、空挺部隊を敵の背後に降下させ、退路を断つとまで来た』

「ソヴィエトの国力と人的資源あってこその戦術でありますな……」

『20万人死んでも、30万人殺せばいい、って考えだからね。それどころか、人的資源の豊かさがあるから、多少被害が大きくても全体的に見れば大勝利。史実ドイツは本当によくやった方だと思う』

「どれほどの被害を受けても、ひたすらに進撃するところは、どこか電撃戦に通じるところを感じますね。電撃戦の場合は、敵の弱いところを縫うように衝くのでありますが」

『一次大戦後、再軍備と兵器開発が禁止されていたドイツは、ロシアの国内で秘密裏に戦車の開発や演習をする代わりに、プロイセン時代から受け継いでいる軍人としての知識を、赤軍将校に教育すると言う協定を結んでいたから、どこか似たところがあるのは当然かもしれないな。皮肉にも、それが後々自分たちを滅ぼすことになるけれどもね』

 ひとしきり喋り終えると、ふと息をつく。気が付くと、少し眼を輝かせて亜季がこちらを見ている。



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