過去ログ - モバP「亜季とハーツでアイアンなオタク話」
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◆m03zzdT6fs
[saga]
2013/05/24(金) 23:33:45.46 ID:ib+tLkhwo
………………
…………
……
『やっぱり人的資源に泣かされるなぁ。まあ、連合軍の力を借りたとはいえ、東ヨーロッパを俺のものに出来たから十分か。そこまで腕が落ちてなくて良かったなぁ』
体を伸ばすと、ばきばき、と背骨がなった。ああ、俺も歳を取ったもんだ、と年寄り臭いことを考えると、ふと時計を見る。
時計の短針は、数字の11を指している。
『なんだ、まだ11時か。もう一回ぐらい出来るかな』
『……』
『……?』
『……ファッ!?』
もう一度見る。短針が11を指しているのは確定的に明らかだ。確認の為に携帯を取り出してみるが、非情なる”23:11”の表示。
『なんと言うことだ……。やべぇよ、やべぇよ……』
一切仕事に手を付けていないのに、もう11時だ。時間泥棒だと知っているはずなのに、なぜ俺はこのゲームをやろうと思ってしまったのだ。
完全に大学生時代の気分に戻っていたので、間もなく日付が変わろうとすることに、一瞬何の疑問も抱かなかった。
『ええい、ちょうどフェス用のエナドリチャージがあるんだ! 出来る出来る、俺なら出来る! どうしてそこで諦めるんだ! いいかァッ、俺は人間をやめるぞォォォォッ! Ураааа!!!』
共産主義の雄叫びをあげる。俺は立ち上がると、事務所の端にある小さな冷蔵庫へと突進した。
この際、何を言っても仕方がない。資本主義の豚にでも俺はなろう。同志書記長、お許しください。
俺は冷蔵庫の中から、エナドリチャージをひったくって、プルタブを開け、一気に飲み干す。
刹那、俺の中で何かが弾けた気がした。
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