過去ログ - 一夏「白い…モビルスーツ?」
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19:1[saga]
2013/05/25(土) 23:42:44.10 ID:45e9PxhV0
「な、なあ、い…一夏」

一夏「なんだ、箒」

呼びかけて来たのは、ここに入り久しぶりに会った幼馴染、篠ノ之箒。

箒「お前はたまに遠くを見ているような顔をしていないか?」

一夏「そうか?お前は俺をよく見てるんだな」

箒「べ、別にそういうわけではない!」

一夏「まあ、それは何処かを見ているわけじゃなくてどこにいるのかなって考えている時だと思う」

箒「家族のことか?」

一夏「いや、自分がさ」

箒「あ…すまん」

一夏「何をしていてもその時を本当は過ごせていないような…」

箒「それなら私だって感じているぞ!」

箒「何かズレているような感覚の事だろう?」

一夏「ああ…」

つまらなそうに窓の外を見つめる少年

箒「そういう事はこれからどんどん大きくなっていくのではないか」

一夏「…えっ」

そして、窓の外を通り過ぎる。
一瞬の軌跡

箒「それを感じないで済むのは…」

少年は虚空に向けて目を見開いた。
遥か遠くにIS…いやIS宇宙仕様のISは基本"全身装甲(フルスキン)"でリミッターはある程度解除されているが

一夏「…速い」

その速さはISとは一線を引いていた。
白い一角獣のような姿、その姿は幼い頃の記憶を彷彿とさせる。
壁に書かれた"一角獣(ユニコーン)"の絵、ピアノの音

もっと近くで見たい、少年はそう思い窓の近くまで顔を寄せる。

箒「おい一夏!聞いているのか!?」

一瞬だけ後ろを振り返る

箒「あ、いや…何でもない」

急いで窓の外を見るが、もう白いMSはいなかった。

一夏「白い…モビルスーツ?」


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