過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカスペシャル 8MAGICAS
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6: ◆yPM1SyiJfg[saga]
2013/05/26(日) 01:01:45.78 ID:zIjOChQK0
『1週間後』

さやかは今茫然自失の状態で見滝原の警察署の留置所の床に座っていた
茫然自失になっている理由として警察に逮捕されたというのもある
だが、最大の理由は彼女が魔法少女になった理由である恭介が仁美と交際を始めて失恋したからだ
失恋した彼女がその夜に街にてとあるホスト二人をボコボコにして全治一か月の怪我を負わせた
それが現在さやかが留置所にいる理由である
彼女の鬼気に押されたのかホスト2人は彼女の前で差別的発言をしたのがそもそもの原因だと泣きじゃくりながらあっさり自供した
さやかも魔法少女のことは伏せつつ初恋の相手に失恋したことも警察に話した
この証言を聞いた警察は『思春期なので過剰に苛立って突発的な犯行に及んだ』と判断した
加害者が未成年であること、突発的な犯行であること、被害者に落ち度があることを理由に
警察は事件が大した物ではないと判断し、公にしようとはせず穏便に闇に葬ろうと考えていた

さやか「まどかにも魔法少女になったことは内緒にしているのに」

さやか「恭介に『私は魔法少女になって人外になりました』なんて言えるわけないじゃない…」

そんなさやかの元にどこからともなくコンビニの袋を持った杏子がやってきた

杏子「よぉ、荒れてんなさやか」

さやか「からかいに来たの?そもそもどっから入ってきたのよ…」

杏子「まぁ、魔法を使ってちょいちょいとな」

さやか「そっか、あんた銀行強盗で生計立ててるもんね…」

杏子「バーロー、サツに聞かれたらどうすんだよ」

杏子「まぁいいや、元気なさそうだから飯を差し入れにきただけだよ」

杏子は袋からコンビニのおにぎりをいくつか取り出してさやかに差し出した

さやか「お腹すいてないからいらない…」

杏子「人の好意はちゃんと受け取れって…」

杏子「あと、ついでにこいつを没収された私物から失敬してきたんだよ」

杏子は懐からさやかのソウルジェムを取り出してさやかに見せつけた

さやか「返しなさいよ!」

さやかは必死にソウルジェムを奪い返そうと手を伸ばすが杏子は余裕でひらりと身をかわす

杏子「鉄格子越しとはいえ、変身してないあたしに触れることもできないなんて相当な重症だな」

杏子「こいつはあたしが預かるから魔女退治のことはしばらく完全に忘れて頭を冷やしな」

杏子「大丈夫だって、監視もかねてあんたの100m圏内から離れるつもりは無いからさ」

杏子「おまけで日常生活で溜まる穢れもあたしが浄化しといてやる」

さやか「だからと言って!」

杏子「ついでに言っておく、ちょっと酷な言い方かもしれないがあんたがこうなったのは自業自得だ」

杏子「魔法少女が魔女と戦うリスクがあることを承知であんたは他人のために願いを使った」

杏子「確かにキュゥべえは説明不足だったけどな」

杏子「それでも玉砕覚悟であいつに告白するとかやりようはまだあったはずだ」

杏子「だけどあんたはすぐに諦めて現状打破をしようともしなかった」

杏子「その結果、あんたにとって最悪の事態になった。違うか?」

さやか「…」

杏子「全く…」

杏子はそのまま留置所から姿を消した



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