過去ログ - 鷺沢文香エッセイ集『本とアイドルと私』
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 06:14:33.67 ID:x1d3H0ZV0
ー 追記(という名目の抗議)ー
  この本のタイトル『本とアイドルと私』ですが、これは私が付けたのではなく、私の担当プロデューサーさんが、

「いやぁ、俺の初恋の人が『部屋とYシャツと私』が好きでなー。」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 06:27:33.65 ID:x1d3H0ZV0
1,X月Y日「私の天敵は私が、天敵。」

 そもそも、インターネットが主流になり、アイドルの情報発信もブログが当たり前のこのご時世になぜ、私はブログも作らずエッセイを書いているのか、疑問に思われても仕方ありません。事実ファンの皆さんから届く質問、疑問の大半はこの内容です。インターネット上でも様々な憶測が飛び交っているとも聞きました。運営上の方針や、秘密主義を用いたキャラクター作り又は話題集めとか。他にも私が某国のお姫様で、極秘でアイドル活動をしている...なんていったものもあるそうですね。ファンの方々の想像力には驚かされますが...実際にはそんな大それた事ではありません。


6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 06:30:04.75 ID:x1d3H0ZV0
 実は私、大の機械オンチなんです。しかも精密機械になるほど、相性が悪いみたいで。携帯電話は辛うじて通話とメールは出来ますけど、それ以上の機能はさっぱりです。ましてや最近流行りのスマートフォンなんて、余りにもハードルが高すぎます。
 先日、大学のレポートを書くためにノートパソコンを購入したのですが、ほぼ何ももしないうちに壊れてしまい、今晶葉ちゃんに修理をお願いしています...。そんな私がブログなんて書けるわけもなく、でも情報発信は大切だということなので、エッセイを書くこととなったのです。...ちなみに、この 原稿も手書きで書いてます


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 06:33:08.41 ID:x1d3H0ZV0
 私の機械オンチは不得手であること以外も問題あるそうで、晶葉ちゃん曰く、

「文香くんは電子機器と相性の悪い体質なのかもな。」

...なのだそうですが、そんな体質あるんですか...。そういえばこの前も事務所で紗南ちゃんがテレビゲームに誘ってくれたのですが、私がコントローラーに触れた途端、画面が真っ黒になったり、本来出て来ないキャラクターが表れたり、ゲームが勝手に進んだり...と、テレビの向こう側は阿鼻叫喚の巷と化してしまいました。しかし紗南ちゃんはというと...、
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 06:36:46.24 ID:x1d3H0ZV0
 思えばその他にも同様な事象がいくつもあり、例えば叔父の本屋では幾度となくパソコンを壊し続けたため使用禁止になったこともありますし、先日電子書籍のモニターのお仕事を頂いたときも、5分と立たず電源が付かなくなってしまったこともあります。...余罪を挙げるとキリがありません。どうやら私が電子機器を苦手としているだけでなく、嫌われてもいるようです。とてもじゃありませんが、私は電子の妖精になれそうにはなさそうです...。


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 06:44:59.66 ID:x1d3H0ZV0
 この話をすると多く皆さんが同情を寄せて下さるのですが...、実は私自身はそれ程問題視していなかったりします。調べものや様々な情報は本や雑誌、新聞などの活字媒体で事足りますし、私からの情報発信については、エッセイを書くことで解決しました。CDラジカセやDVDプレイヤーなどは流石に扱えるので、パソコンや携帯電話などに頼らなくても問題ありません。ですので、こんな体質でも現代社会で充分に生きていける自負はあるのです。
 ...それでも、大学のレポートはパソコンを使う事が絶対条件なので、晶葉ちゃんの修理が終わってから暫くは泉ちゃんのパソコン教室に通う必要がありそうです...。


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/26(日) 06:51:29.36 ID:jnflMSb9o
文香が好みにストライク過ぎてヤバい


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 06:51:36.21 ID:x1d3H0ZV0
2,X月R日「胸を張って、前を向いて。私らしく。」

 ライブやテレビ、イベント等で私の事をご覧になったことのある方は既にご存知かも知れませんが、私は極度の人見知りで、引っ込み思案です。最近は少しずつ人前に出ることには慣れて来ましたが、話をする事はまだまだ抵抗があります。せめて少しだけでも!...と意気込んでもそう簡単にはいかず、結局噛んでしまったり、声が小さくなったり...。さらには私の自信の無さが拍車を掛け、お仕事自体に支障をきたしてしまう事も...。...対してこのコラムを書くお仕事は性に合っていると言いますか、周りを気にする事もなく(吃ったりする事もなく!)、とても気楽に望めています。


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/26(日) 07:01:03.03 ID:ycvVLN0po
改行ができてないからちょっと読み辛いかな


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 07:01:20.87 ID:x1d3H0ZV0
 しかし、このままで良い訳がありませんし、何とかしなくてはなりません。普段のレッスンでも色々と対策をしてもらっていますが、大人数のCGプロのアイドルをたった4人で面倒を見て下さっているトレーナーさん達にこれ以上無理を言う事は出来ません...。なかなか良い打開策が見つからないので、思い切って先輩アイドルの川島さんに相談することにしました。そうしたら、

「じゃあ私が見てあげようか?。」

と、思わぬところから救いの手が。川島さんは元々放送業界に身を置いていたそうで、話すことに関してのプロフェッショナルです。それだけでなく、女性らしい振る舞いや、物怖じしない凛とした態度が素敵な方で、私にとって憧れの先輩であります。その川島さんからの個人レッスンの申し出に私は内心飛び上がりながら、是非ともお願いすることにしました。


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/26(日) 07:04:32.98 ID:x1d3H0ZV0
 そして今日が、そのレッスンの第一回目でした。人目になれる訓練も兼ねるため、レッスンは女子寮の一階にある談話室で行われることに。団欒している皆さんに見られるだけでも恥ずかしいのに、人通りの多い玄関口に繋がる入り口に向かっての発声練習は、私にとっては相当ハイレベルな内容でした。羞恥で顔を真っ赤にしながら、伏せがちにレッスンを受けてると、

「始めは誰でも恥ずかしいものよ。私だって新人の頃はものすごく緊張したしね、わかるわ。」

と、私の頬を両手で包み、目線を合わせて、
以下略



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