32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:20:25.45 ID:h7kXTS/Eo
「では、名前を教えてもらえますでしょうか?」
「栗原ネネです。ステージを元気に駆け回るアイドルに憧れて応募しました」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:21:04.74 ID:h7kXTS/Eo
「憧れているアイドルとは例えば誰でしょうか?」
「私は○○さんがとても凄いと思っています」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:22:30.55 ID:h7kXTS/Eo
「何故アイドルになりたいと思ったのですか?」
と、中年の人が口を開く
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:24:40.55 ID:h7kXTS/Eo
意志の強い目で真っ直ぐと面接官を見る
「私はアイドルも妹の事も精一杯がんばります」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:25:27.28 ID:h7kXTS/Eo
「ねぇ……落とすんならその子貰って良い?」
ふと、さっきまで興味のなさそうな顔をしていた男の人が急に口を開く
私を含め他の人達は驚いた顔をして彼の方を見ていた
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:26:03.51 ID:h7kXTS/Eo
「…………」
日が落ちて、少し辺りが暗くなり始めた頃
私は一人、さっき面接を受けたプロダクションの前に立っていた
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:26:47.51 ID:h7kXTS/Eo
クルクルと目の前に置かれたミルクティーをスプーンでかき混ぜる
勢いで喫茶店に入ったものの特に弾む会話も無く
さっきから二人揃って黙ったままだ
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:27:52.38 ID:h7kXTS/Eo
「妹さんはずっと身体が悪いのか?」
「はい、今もベッドで寝ている事がほとんどです……」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/05/26(日) 06:28:44.11 ID:h7kXTS/Eo
「あの……」
「ん?」
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2013/05/26(日) 06:31:16.31 ID:h7kXTS/Eo
「Pさん、私……」
「夢に手が届きました。でも、まだ手が届いただけ……」
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