過去ログ - 台風がとどまり続ける市を舞台にシェアワやろうぜ
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 19:10:34.39 ID:plR7JjR6o

「やー、やっぱりお日様の下で洗濯物が揺れているのは良いですね」

「はあ」

「いえその、ここ最近ずっと部屋の中で見ていたので……ね?」

「気持ちは分からんでも無いです」

 室内干しというのはあまり気分が良いものではない、それは彼にも分かる。
 ましてやそれが一週間、二週間と続けば嫌にもなろうというものだ。
 それは分かる。

「ところで、あのタオルでコの字型に囲んでるところは」

「ああ、……その、下着です。こちらから見えないように」

「……知ってると思いますけど、この庭けっこう外から丸見えですよ」

「えっ、あっ、そうだった!」

 コじゃなくてロだー、とか言いながら慌てて駆けていく背中を見送る。
 少なくとも自分が毎朝見ているであろう光景を忘れる程度には、こちらを異性として意識しているようだった。
 じゃあ何故この家なのか、と思ってしまう。

(まあ、広いからだろうな)

 あっさり出た結論に、彼は溜め息しか出ないのだった。




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