過去ログ - ライナー「俺は、こんなことには負けない」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/27(月) 01:45:37.86 ID:s57pQzTOo
ライナー「よう」

こちらに向かってくるサシャに手を上げて声をかけたが、彼女は何も応えない。

一見するといつもと変わらぬ彼女に思えたが、何かが違う感じがした。

虚ろな目でこちらを見据え、真っ直ぐに向かってくる。

ライナー(なんだ……?)

訝しんでいると、突然頬に衝撃が走った。

少し間をおいて、じんじんとした痛みを感じる。

ライナー「!?」

理解が追い付かなかった。

サシャに平手打ちされた、それはわかる。

だが、そうされる理由がわからなかった。

戸惑っていると、サシャが右手を振りかぶるのが見えた。

ライナー「?」

今度は拳を握っている。

殴られる理由はわからなかったが、おとなしく殴られてやるつもりはなかった。

拳の軌道を目で追い、半歩下がってその軌道から身を外す。

だが、サシャはライナーがそう動くのを読んでいたかのように、下がったライナーに向かって全身をぶつける勢いで踏み込み、その勢いのまま、こめかみに肘を叩き込んだ。

ライナー「がっ……」

衝撃が突き抜け脳を揺らし、堪らず崩れ落ちた。


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