過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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[saga]
2013/05/27(月) 19:45:32.84 ID:BwGgEcA2o
空はどんよりと曇っており、今にも雨が降り出しそうだ。
湿度が高く、蒸し蒸しとした嫌な暑さが体に纏わり付く。
屋上の縁には、転落事故防止用の、高さ2m程のフェンスが連なっている。
だが、何者かの手によって、その一部分は取り外された状態になっていた。
郁乃「急に呼び出してごめんな〜」
入り口から離れた所で、郁乃が微笑みながら、こちらに手を振っていた。
その傍らに、何故かは分からないが、謎の大型モニターが設置してある。
更に彼女の背後には、得体の知れない、巨大な黒い立方体が鎮座していた。
その立方体の側面には扉が付いている。
あの中に、何か入っているのだろうか?
その異様な光景を目の前にして、5人は呆然とその場に立ち尽くした。
郁乃「何でみんな口を開けて呆けてる〜ん? もっと近くにおいで〜」
狐につままれた気分で、郁乃の前にやって来た5人。
漫 「……何ですかこれ?」
郁乃「ん? あぁ、これ? これはな〜、倉庫みたいなもんやで〜」
絹恵「倉庫……ですか……?」
郁乃「せやで〜」
絹恵「はぁ……」
郁乃「〜♪」
漫(これはツッコミ待ちなんやろか……?)
洋榎「お、おぅ……」
由子(流石の洋榎でも突っ込めないのよー)
絹恵(こんな大きなもん、どうやって屋上に運んだんやろか……?)
恭子「……中には何が入ってるんです?」
郁乃「ん〜、それは後の お・楽・し・み♪ 」
恭子「……」
洋榎「とりゃっ! うりゃっ!」ゲシゲシ
絹恵「……お姉ちゃん、何してるん?」
洋榎「これメッチャ硬いで!」ガンガン
黒い倉庫(?)を蹴りながら洋榎は言った。
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