過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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610:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/10(水) 00:44:59.11 ID:oe99PWSso
黒服「私が鍵を開けて見せたのは、上重様に偽りの希望≠与える為であり……」

黒服「亜空間で赤以外の鍵を開錠できる様に設定したのは、
   本当に鍵は開けられる≠ニ完全に信じ込ませる為です」


由子「何の為に……そんな事を……?」


黒服「そうする事により、鍵を開ける手段を失った際の絶望が格段に増すからです」

黒服「この処刑法は、強い絶望、精神的苦痛を与える事が第一の目的なので……」


郁乃「上げてから叩き落とすんは、精神攻撃の基本やからなぁ〜」


郁乃「希望≠ニ絶望≠ヘ表裏一体や……」

郁乃「プラスかマイナスかの違いしか無く、本質的には何も変わらん……」

郁乃「希望が強ければ強い程、それを失った時の絶望もまた強くなるんやでぇ……」


172時間14分53秒


黒服「上重様に絶望を与える事が、我々に課せられた任務でしたが……」

黒服「針金が手元にある限り、彼女は脱出への希望を持ち続けてしまうでしょう」


黒服「ルールにより、我々は上重様を死ぬまで孤独≠ノさせねばならず……」

黒服「カウンターが回り始めたら、何人たりとも彼女に接触する事は許されません」


黒服は恐ろしい速さで進む累積時間を指差しながら言った。


黒服「彼女を亜空間に隔離した今となっては、最早どうする事も出来ないのです」


黒服「生贄の絶望*ウくして、この処刑法は成り立ちません」


黒服「彼女の持つ胆力と行動力が、処刑法絶≠打ち破ったとも言えるでしょう」



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