過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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685:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/14(水) 23:27:57.96 ID:MH4bBdpwo
郁乃「さぁさぁ! 地獄のカーニバル開幕やで〜!」


洋榎「……っ!」


恭子「なんで……なんでこんな事に……」

由子「そもそも異世界人って何なのよ……!?」


郁乃「…………」


郁乃「……ふと誰かの視線や、何者かの気配を感じる事があるやろ?」

郁乃「それらは気の所為なんかやない……。全て異世界の者達の仕業なんや……」



洋榎(なんやこれ……デジャビュ……か……?)



郁乃「彼等はいつでもすぐ傍に居る……」

郁乃「一挙手一投足に至るまで見逃さず、常に私等の行動を監視しとる……」

郁乃「今、この瞬間でさえも……」


両腕を大きく広げ、辺りを見回しながら、郁乃は意味深な言葉を口にする。
湿気を多量に含んだ生暖かい風が、洋榎達の肢体を舐める様に吹き抜けた。


洋榎(……っ!?)ゾクッ


洋榎(悪意に満ちた風……この嫌な感触……確かに覚えがある……)


吹き抜ける風を追い掛ける様にして視線を上空へ向ける洋榎。
どす黒い雲が幾重にも渦巻きながら空一面を覆い尽くしている。


欲望、憎悪、狂気……


それらが無秩序に入り交じり、具現化して膨張を続けているかの様な錯覚に陥る。
洋榎は一瞬、その深い闇の中へと体が吸い込まれてしまいそうな感覚に襲われた。



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