過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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707:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/23(金) 00:01:06.42 ID:euLprYS9o
洋榎は脇目も気にせず、真剣な表情で画面を操作している。


漫  (今は話し掛けたらあかん気がする……)


漫  「絹ちゃん、うちらはここで静かに待ってよう……な?」


絹恵「う、うん……」


絹恵も漫の思いを察したのか、洋榎から少し離れた場所で立ち止まった。


漫  (末原先輩と真瀬先輩は何話してるんやろ……?)チラッ


離れていて声は聞こえないが、重苦しい雰囲気が漂っている事は見て取れる。
この時、恭子と由子はこの先の展望について、互いの意見を交換していた。


由子「仮に不正なPが絹恵ちゃんに与えられていたとして……」

由子「それで順位が入れ替わったとしても、犠牲者は減らないって事……」

由子「恭子だって、最初から気付いていたでしょう!?」


恭子「……あぁ。」


由子「1つ助かる命があれば、代わりに別の命が1つ失われる……」

由子「それじゃあ、問題の根本的な解決になっていないわ……っ!」


恭子「せやね……」


由子「こんな事……本当は言いたくないけれど……」


冗談でも言ってはならない言葉……。
友情すら崩壊し兼ねない危険牌……。


口に出す事を最後まで躊躇いながらも、
由子は意を決し、遂にその言葉を吐き出した。


由子「洋榎は絹恵ちゃんを助ける為に、私達を殺す気なんじゃ……」


恭子「…………」


目を閉じて深く息を吸った後、恭子は強くハッキリとした口調で言った。


恭子「いや、それは無い。」



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